スルガ奨学財団スルガ奨学財団

海外研修

スルガ奨学財団では、以下の3つを目的として、スルガ奨学生となっている高校2年生・3年生を対象に毎年夏休みを利用して、アジア地域を中心に海外研修を実施しています。

  1. 国際人育成のための異文化体験と学業に対する励みの場を提供する。
  2. 国際化社会に対する高校生としての認識や国際感覚の向上を計る。
  3. 訪問国高校生等との国際親善に努める。

海外研修の様子
第30回(2025年7月27日~8月2日)
派遣国:ベトナム(ホーチミン)

ホーチミン市経済金融大学(UEF)にて国際交流の様子

ホーチミン市経済金融大学(UEF)にて国際交流の様子1 写真
ホーチミン市経済金融大学(UEF)にて国際交流の様子2 写真
ホーチミン市経済金融大学(UEF)にて国際交流の様子3 写真

ミトークルーズ(ミニメコンクルーズ乗船体験)

ミトークルーズ(ミニメコンクルーズ乗船体験)1 写真
ミトークルーズ(ミニメコンクルーズ乗船体験)2 写真

クチのトンネル見学(平和学習)

クチのトンネル見学(平和学習)1 写真
クチのトンネル見学(平和学習)2 写真

奨学生の声

海外に行く前まで気になっていたことの一つとして、かつてベトナムはフランスに植民地支配されていてそこの教育では宗主国に対して批判的な内容が入っているのかどうか疑問をいだきました。そして実際に現地の人に聞いてみたところ、この分野は中学や高校の歴史教育で学習し、植民地主義への批判や、民族の独立、愛国精神を育てるという目的で学習し、決して敵国だという視点での学習ではないということがわかりました。日本は植民地支配されたことがなく、植民地支配された国の視点というものを知れて、人生においてもものすごくよい知識となりました。
現地の人々、学生との英語による交流において自分の英語の実力を知ることができ、観光においてもベトナム戦争の裏側事情や日本と異なる文化や、問題点などほんとうにたくさんのことを見て、聞いて体験して知ることができ、自分自身をとても成長させてくれました。やはり資本主義、社会主義や文化、歴史の違いはその国を大きく変えるのだなと思いました。
今回のこのような経験を今後の進路の実現や将来の職業選択などに活かしていきたいと思います。

高校2年 K.Sさん



クチのトンネルでベトナム戦争の歴史を学び、平和の大切さを強く感じました。展示写真や資料は衝撃的であり、平和教育の必要性を改めて考えることができました。また、事前に調べた情報では文字と写真でしたが実際に観光することで臨場感を感じ、より頭と心に刻まれました。遊びではなく本気で戦っているからこそ、知恵を絞って編み出されたであろう策や罠を見て、当時がいかに残酷な状況だったかを感じられました。
また、現地の大学を訪問し英語を使ってコミュニケーションをとることで、自分の英語力を実感しました。
英語力をさらに伸ばし、海外の人々と円滑にコミュニケーションをとれるようになりたいと思いました。
今回の研修は、教科書では学べない知識を得る貴重な体験となりました。現地の人々の温かさや文化の奥深さに触れ、異文化理解の大切さを実感しました。今後も世界に目を向け国際的な視野を持ち、将来の進路に活かし、多様な価値観を尊重できる人になりたいです。

高校2年 H.Kさん



研修に参加する前、私はベトナムに対してインターネットや本で見た「東南アジアらしい、のんびりした国」というイメージを抱いていました。実際、現地の大学生との交流やホーチミン市、メコン川を訪れた最初の二日間は、その穏やかな人間性やゆったりとした空気感、どこか懐かしい“ゆるさ”に癒され、まさに想像通りのベトナムを体感することができました。
しかし三日目に訪れたビンズン新都市では、外資系企業が進出し、世界中から集まった人々が流ちょうな英語で街づくりを進めており、そのスピード感に圧倒されました。
今回のベトナム研修で私は国民性が文化に大きな影響を与えることを知りました。これはベトナムだけでなく同時に日本を見つめなおす良い機会になりました。ベトナム研修を通して文化の違いを肌で感じ理解するだけでなく、研修メンバーとのチームワークの大切さ、英語を使ったコミュニケーションの幅広さ、当たり前に思っていたSDGsの認知度の低さなど、実際に海外に行かなければわからないことをたくさん学ぶことができました。この経験を糧にして、これからも国際社会に目を向けていきたいです。

高校2年 K.Kさん



私は今回が初めての海外だったのですが、このベトナム研修で本当に様々なことに挑戦し、体験し、学ぶことができました。
日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではないということを身をもって体験することで、日本の良いところや、改善点などにも目を向けることができたと思います。些細なことでも日本との違いを感じることは、自分にとって良い刺激になったと思います。
この1週間は本当に新しいことの発見の連続で、すごく内容の濃い充実した1週間でした。
本やインターネットの情報ではなく、実際に自分の目で見て、肌で感じることはとても良い学びになりました。
今回のこの研修に参加できて本当に良かったと思います。ここで得た学びをこれからの人生に活かしていきたいです。

高校2年 M.Tさん



過去の海外研修先

第1回
1996年8月21日~8月25日
マレーシア(クチン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第2回
1997年8月18日~8月22日
マレーシア(クチン)
シンガポール
現地学校訪問 現地学生と国際交流
日本人学校訪問
第3回
1998年8月17日~8月21日
マレーシア(クチン)
シンガポール
現地学校訪問 現地学生と国際交流
日本人学校訪問
第4回
1999年8月15日~8月20日
マレーシア(クチン)
ベトナム(ホーチミン)
現地学校訪問 現地学生と国際交流
戦争記念館 ベトナム戦史見学
第5回
2000年8月14日~8月19日
マレーシア(クチン)
ベトナム(ホーチミン)
現地学校訪問 現地学生と国際交流
戦争記念館 ベトナム戦史見学
第6回
2001年8月19日~8月24日
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第7回
2002年8月19日~8月24日
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第8回
2003年8月18日~8月22日
オーストラリア(ブリスベン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第9回
2004年8月16日~8月20日
オーストラリア(ブリスベン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第10回
2005年8月14日~8月19日
オーストラリア(ブリスベン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第11回
2006年8月14日~8月19日
オーストラリア(ブリスベン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第12回
2007年8月13日~8月18日
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第13回
2008年8月11日~8月16日
ベトナム(ハノイ)・カンボジア 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第14回
2009年8月3日~8月8日
ベトナム(ハノイ)・カンボジア 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第15回
2010年8月1日~8月7日
ベトナム(ハノイ)・カンボジア 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第16回
2011年7月31日~8月6日)
ベトナム(ハノイ)・カンボジア 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第17回
2012年7月30日~8月4日
ベトナム(ハノイ)・カンボジア 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第18回
2013年7月29日~8月3日
マレーシア(コタキナバル) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
第19回
2014年8月4日~8月9日
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第20回
2015年8月3日~8月8日
インドネシア
(デンパサール・ジョグジャカルタ)
現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第21回
2016年8月1日~8月6日
タイ(チェンマイ・チェンライ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第22回
2017年7月31日~8月5日
ラオス(ビエンチャン・ルアンパバン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第23回
2018年7月30日~8月4日
ベトナム(ホーチミン・ハノイ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第24回
2019年7月29日~8月3日
台湾(高雄・台中・台北) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第25回 下記日程を予定
2020年7月27日~8月1日
新型コロナ感染症拡大の影響と感染防止のため中止
第26回
2021年7月27日~7月30日
フィリピン(オンライン) オンライン英語授業(グループ・
マンツーマン)SDGs講義
現地学生と国際交流
第27回
2022年7月26日~7月29日
フィリピン(オンライン) オンライン英語授業(グループ・
マンツーマン)SDGs講義
現地学生と国際交流
第28回
2023年7月23日~7月29日
フィリピン(セブ島) 英語授業(グループレッスン・
マンツーマンレッスン)SDGs講義
現地学生と国際交流
市内観光
第29回
2024年7月28日~8月3日
カンボジア(シェムリアップ) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学
第30回
2025年7月27日~8月2日
ベトナム(ホーチミン) 現地学校訪問 現地学生と国際交流
史跡見学、市内観光