スルガ奨学財団スルガ奨学財団

スルガ奨学財団について

1963年(昭和38年)、スルガ銀行からの寄附金を基金として財団法人駿河奨学会(現一般財団法人スルガ奨学財団)を設立しました。これは、孝心あつく、学業、人物ともに優秀かつ健康な高等学校生徒で、経済的理由により学業に専念できない生徒に奨学援護を行ない、社会有用の人材を育成することを目的としています。
現在は、高校生対象の奨学金制度に加え、大学生奨学金制度、外国人大学留学生奨学金制度、高校特別奨学金制度(高校2年生・3年生を対象とした海外研修制度)を設け、高校在学3年間、大学在学4年間、外国人留学生の大学在学2年間、それぞれ返還義務のない奨学金を給与しています。
半世紀を迎えた奨学金制度による卒業生は、2024年3月末で6,010人になりました。

卒業奨学生数

年度 高校 大学 外国人 合計 累計
2019年度 78 9 3 90 5,735
2020年度 75 13 3 91 5,826
2021年度 45 17 3 65 5,891
2022年度 42 15 3 60 5,951
2023年度 43 13 3 59 6,010

奨学生の声

この度は奨学金のご支援をいただき、心よりお礼申し上げます。
勉学に安心して打ち込める環境を作っていただき、無事、志望校に合格することができました。
今後3年間、多くの知識と教養を身につけ、大学進学、そして編集・出版関係の仕事に就くという夢を叶えられるよう、精一杯努力して参ります。
今後のご支援に心より感謝申し上げますと共に、貴財団の益々のご発展を祈念申し上げます。
この度は本当にありがとうございました。

高校1年 Yさん



高校入学時から現在に至るまで、長い間奨学金を支給してくださり、誠にありがとうございます。
貴財団の温かなご支援のおかげで、生活にも余裕が生まれ、この1年間より勉学に励むことができました。
大学生活の集大成として、先日看護国家試験を受験しました。自己採点の結果、自己最高得点を国家試験本番で、獲得することができました。幼いころからの看護師になるという夢が、いよいよ叶う時が来ると実感しております。
これまでの学習を通して、あらゆる看護の分野の中でも、現在は国際看護に特に関心を持っています。
グローバル化が進む社会で、外国人患者が増加する一方、日本では看護師自身の知識不足や外国人を支援する制度が周知されないことにより、外国人患者の医療へのハードルが高くなってしまっていると私は考えています。就職先の病院では外国人患者の受け入れに力を入れています。そのような環境で、外国人患者が日本人患者と同様に、高い質の医療や看護を受けられるよう行動できる看護師を、私は目指していきたいです。
私自身の夢をかなえることで、貴法人への感謝を表現できるように、これからも精一杯努力していきます。
また看護師として就職した後も学びを続け、向上心を持って社会に貢献していきたいと考えております。

大学4年 Sさん



昨年、6年ぶりに母国に帰国することができました。2020年に母国で父が亡くなりましたが、新型コロナウイルスの発生と資金不足により帰国することができていませんでした。昨年、ようやく母国に帰国し、友人や家族に会い、父のお墓参りをすることができました。帰国できたおかげで、改めて気持ちの整理ができ、日本での生活により力を注げるようになりました。
大学の活動としては、より勉強に集中できるようになり、卒業論文を書く段階になりました。
貴財団から奨学金のご支援をいただいたことで、アルバイトの時間を減らし、卒業論文の作成に集中することができています。
大学を卒業したら、静岡の企業で働きたいと考えています。現在、夏に合同説明会で知った2つの会社に興味を持っています。その2つの会社の企業説明会に参加したいと思っています。
卒業後は静岡の企業で、静岡の発展のために尽力したいと思っています。
奨学金のご支援をいただき、大学の学生として活動しやすくしてくださった貴財団に改めてお礼申し上げます。

外国人留学生4年 Mさん